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【赤堤】老人ホームの費用が気になる入居希望者ご本人さまからの相談


【赤堤】老人ホームの費用が気になる入居希望者ご本人さまからの相談

ご自身で老人ホームへの入居を希望


今回、ご相談を頂いたのは世田谷区赤堤にお住いの81歳の方からでした。

ご家族さまではなくご本人さまから当社の無料相談にお電話をかけられ、老人ホームへの入居相談を希望されておりました。


ご都合の良い日程をいただきご自宅にお伺いしヒアリングを行いました。


相談者さまは1年前に旦那さまがお亡くなりになり以降、ご自宅で独居生活を楽しんでおられます。


お子さまは2人で長男さまはお仕事の関係でシンガポールに住まわれており、長女さまは下目黒にお住いとのことでした。


長女さまは週に1回程度、赤堤のご実家に来られお母さまのご様子を伺いに来ています。

特に介護を行うわけでは無くお惣菜を持ってきたり、掃除洗濯などのお手伝いをされています。


相談者さまが老人ホームへの入居を希望された理由をお伺いしました。


すると、独居に対して不満はありませんが最近、足腰が弱ってきており外出することが大変になってきてお友達と会うのが難しくなってきたこと、お友達が欲しいということから老人ホームへの入居を検討されていました。


老人ホームの費用と自宅近くの老人ホーム探し


相談者さまは高齢者施設への入居について長女さまには相談しており長女さまもそのことについて同意されていました。


相談者さまは年金と現在住んでいる赤堤のご自宅を売却したお金を老人ホームの費用にすることを考えておりました。


ヒアリングを通してわかってきたことから必須条件と充分条件を洗い出しました。


◆必須条件

・長女さまのご自宅から車で30分圏内

・自立している高齢者が多い施設

・月額利用料は年金の受給額内

・外泊に柔軟な対応をしている施設


◆充分条件

・ピアノがあれば尚可


長女さまがお住いの下目黒から車で30分ですから目黒区、世田谷区、品川区、大田区の施設が対象となります。

いずれもたくさんの施設があるため老人ホーム探しとして苦労することはありません。


相談者さまが自立していること、お友達と気軽にお話が出来ることを期待して老人ホームへの入居を検討されていることから以下の施設を中心に探すことにしました。


・軽費老人ホーム

・ケアハウス(軽費老人ホームC型)

・サ高住

・住宅型有料老人ホーム


ご相談者さまはそれまでの貯金と月々の年金を使ってご自身の生活費を賄うことを想定されており月額費用について気にされていたため、施設費用について慎重な選別をする必要があります。


ヒアリング時にわかったことですが、相談者さまは生まれてから現在まで世田谷区の赤堤で住まわれている地元密着型の方です。


この場合、赤堤近辺で生活されていたご入居者が多い施設を選ぶことがとても大切になります。


老人ホームへ入居される方の多くは、ご家族さまの自宅から近かったり、ご自身が住んでいるエリア内だったりします。


今回のケースで考慮しなければならないのは、呼び寄せと呼ばれるご入居者自身は別の土地で生活されていたご入居者ができるだけ少ない施設が好ましいということです。


言葉や生活環境というのは老人ホームで集団生活を送るにあたり、とても大事な要因となります。


事前に施設にやんわりと問い合わせをする必要があります。

事前調査が完了し、いくつかの施設をリストアップすることが出来ました。


長女さまからのご提案


リストアップされた施設資料を持参して2回目のお打ち合わせを行いました。


その場には長女さまも同席されており施設資料に目を通された後、お話をいただきました。


「今回、選んでいただいた施設については母と話をしてみます。良さそうな施設については見学をお願いしたいと思います。また、今回ですが現在の母にとって最善の施設をご提案していただければ構いません。母の状態が変化して介護が必要になった場合にはまたご連絡すると思います。」


長女さまはご主人の義母さまの介護を行ってきた経験があり高齢者ケアについてよくご存じな方でした。


今回リストアップした施設は看取りやADLの低下に関して融通が利く施設なども盛り込んでいたことをご存じだったのでしょう。


改めて施設についての説明を行いました。


1週間ほどして相談者さまからお電話をいただき3つの施設を見学したいとのお話をいただきました。

すぐに見学依頼の手続きを取ります。


施設見学には相談者さま、長女さまと相談員の3人で行いました。


老人ホームを決める前の最終打ち合わせ


見学が終了し、近くのファミリーレストランで見学後の感想などを話し合う時間を作っていただきました。


ご相談者さまはどれも気に入っており選ぶのが難しいと笑いながら仰っておりましたが長女さまはそうではありませんでした。


気に入った施設もあれば、あまり好意的な感想を持てなかった施設もありました。


長女さまはご入居者をよく観察しており、母に合いそうもないと思った方がいた施設は選択肢から除外していました。


施設の最終決断に対して相談員が積極的にアドバイスをすることはありません。


施設の新旧や介護スタッフの対応、一時入居金や月額費用などお金に関する質問であれば意見を言いますが、ご入居者同士が合う合わないなど人によって見解が異なるような意見については相談員として口をはさむべきところではないからです。


相談者さまは自立しており長女さまも介護に関する知識が豊富な方なので、ご家族でよく話し合ってください、とお伝えしました。


また、追加で老人ホーム探しをするのであればご連絡願います、とお伝えしました。


見学から1週間ほどして相談者さまからお電話をいただき、3回目の打ち合わせをしたいとの意向をいただき来訪いたしました。


その場には長女さま、長女さまのご主人がおられ見学に行った施設について質疑応答となりました。


相談者さまは見学に行かれたすべての施設が気に入っておりどこでもいいので入居したいとの事でしたが、長女さまとご主人は決定前にもう一回だけ相談員に話を聞こうというスタンスでした。


長女さまは見学に行かれたサ高住と住宅型有料老人ホームについていくつかの確認をされました。

その内容については記事には載せないでほしいということでしたので割愛させていた

だきます。


質疑応答が終了するとご主人が、


「アナタはこの仕事長いのですか?どれくらいやっていますか?差し支えない程度で構わないので教えてください」


と言われました。

隠すことではないので包み隠さずお話をいたしました。また、紹介会社で働く前は介護付き有料老人ホームで介護士として働いていたこともお伝えいたしました。


するとご主人は、


「ありがとうございます。つまり老人ホームの中身についてよくご存じということですね。今回の件については改めてご連絡するので少しお待ちください」


と言われました。


赤堤近くの老人ホームを選ぶ


3回目のお打ち合わせから10日ほど経過したころ、長女さまのご主人からお電話をいただきました。


「お待たせしてすみません。義母の施設ですが見学に行った〇〇〇でお願いします。

また、入居後に赤堤の実家の売却について相談したいのですが構いませんか?」


と仰りました。


最終的に赤堤のご実家に近い老人ホームへの入居でした。

この場を借りて補足するならば、相談員としてもその施設が最善だろうと思ってはいました。

なぜなら見学時に相談者さまが一番楽しそうにしていたと思えたからです。


そして当初より伝えられていた土地家屋の売却についてのご相談もいただきました。


これまでにも老人ホームに入居した後、住んでいた自宅の売却についてご依頼をいただいたケースはありますので、売却に関する段取りについてご説明し、後日改めてお打ち合わせの時間をいただくことになりました。


ちなみに決定した理由をお伺いしたところ、施設長の人柄、施設の立地、外泊の柔軟性との回答をいただきました。


相談者さまの入居当日、私も施設前までお伺いしご挨拶をいたしました。

相談者さまが言った一言が印象的でした。



「これからはここで生活を始めるのね。お仕事お忙しいでしょうけど近くに来た時には遊びにきてくださいね。楽しみにしてるわよ。」



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