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【品川区】サ高住から退居をいわれてしまった元医療メーカー勤務の父の受入先をみつける


【南大泉】転倒事故のすべてが居室転倒?施設の説明に不信感を持ち住み替えを決意

※相談事例は全てご相談者さまの了承を得て記事化しております。


サ高住から退居を言われてしまいご相談


無料相談に一本のお電話が入りました。

現在、生活しているサ高住から退居をいわれてしまい困っているとのことでした。


お電話をされたのは現在、サ高住で生活している利用者さまの長女さまからでした。

なぜ退居になってしまったのかについて詳しくお話を伺うお時間を頂きました。


ヒアリングで明らかになった情報がこちらとなります。



【お父さま:87歳】

食事:普通食(通常食)

歩行:車いす(居室内自立)

排泄:自立

更衣:自立?

義歯:なし

認知症:アリ

要介護:(未公開)



お父さまは品川区の南大井で奥さまとお二人で生活されていましたが4年前に奥さまが逝去されました。

その後、1年ほどは独居生活をされていたのですが、ある日長女さまがご実家を訪問するとトイレのそばで頭から血を流している倒れているお父さまを発見され、救急車により病院搬送となりました。


大事には至らなかったものの、足腰がよわっていることや、メンタルダウンしていることなどから独居生活がむずかしいのではないか?と考えるようになり、次女さまと話し合いの結果、施設入居に踏み切りました。


尚、当時のお父さまは認知は無く、物事もハッキリと理解しており杖歩行で近くのコンビニまで買い物に行くなど生活は自立していたそうです。


お父さまに施設での生活について話をするも大きな拒否は無かったそうです。

施設は次女さまと二人でインターネットを探し、大手の老人ホーム相談センターにお願いされたそうです。


そこの相談員さんからいくつか候補地をもらい、ひとつひとつお父さまと一緒に見学された結果、退居を言われてしまった今のサ高住に決定された背景がありました。


サ高住での入居生活は穏やかであり、長女、次女さまが交互で週末に面会に行くなど問題はありませんでした。


お父さまも最初こそ緊張していましたが半年も経過すると穏やかなお父さまに戻り、同性のお友達もできたと喜んでいたそうです。


そのお友達とは将棋仲間でもあり、将棋に興味あるの女性利用者さんなどに将棋を教えるなど活動も活発化していたそうです。



友人のご逝去に伴い事態が一変


1年ほどが経過したころ将棋仲間である友人がご逝去されてからお父さまのADLがどんどんと下がってしまったそうです。


それまで食事やレクリエーションには意欲的とは言えないまでも参加していたお父さまですが将棋仲間がご逝去すてから1年を経過したころには、居室から出る機会が少なくなってしまいました。

また、入浴なども拒否しがちになり明らかにメンタルダウンがみうけられました。


そんな折、ある深夜に施設から長女さまに事故を連絡する電話が入ったそうです。

お父さまが深夜にトイレ側で転倒されているとのことでした。

幸いにも頭などは打っておらず、目立った外傷もなかったため救急搬送などはありませんでしたが、独居生活時代のことを思い出してゾッとししたそうです。


後日、面会に行った際、改めて施設の方にお父さまの近況を伺い驚きを隠せなかったと言います。


何があっても怒らず、大きな声を出すこともなかったお父さまでしたが最近では施設で働くスタッフや利用者さまに対して大声で威嚇するような態度がではじめている、ということでした。


恐らくは認知症の疑いもあるといった話をきかされにわかに信じることが出来なかったそうです。

この話を聞かされた、次女さまは昔、お父さまがすきだった月餅を持って施設に面会に行かれたそうです。


その頃のお父さまは足腰が弱っていること、歩行器の拒否などから車いすでの生活になっていたそうです。

(これについては少しおかしいなと感じています。おそらくは転倒防止や食堂への移動拒否、入局拒否などから車いす判断になった可能性を考えています。)


食堂に行くとお父さまが車いすに座って他の利用者さまから距離を置かれたテーブルに一人で座っていたとのことです。


次女さまがお父さまが好きだった月餅を出すとお父さまは大声で、


「いらない!そんなものおくな!かえる!」


と、いきなり叫ばれたそうです。

驚かれた次女さまがびっくりして言葉を失ってしまったそうです。


この頃には、お父さまが大声を上げることは常態化しており、スタッフに対して手を挙げるなどの行為が出ていることが施設から告げられたそうです。


暴力の常態化:スタッフの腕をつねる・顔をひっぱたく


長女、次女さまはお互いに話し合い、1週間に一度はどちらかがお父さまに会いに行くことで、お父さまのご様子を確認するという話し合いをされたそうです。


この頃になるとお父さまは日中のほとんどを居室のベッドで過ごされており、テレビも観ず、トイレの時だけ起き上がるようになっていたそうです。


家族がトイレに誘導したり、食堂に案内しようとすると腕をつねったり、顔を叩こうとする暴力がハッキリとしていました。


施設からもスタッフに対する暴言・暴力が増えており、昼夜逆転しており夜に眠らず、居室で大声を出して他の利用者さまから、怖がられているといった話をきかされて哀しい気持ちになったそうです。


さらに施設からはこれ以上、暴力が悪化するようであれば退居も考えてほしいと言われてしまったそうです。


長女さまは、施設長に頭を下げて謝罪をするも、もう昔のお父さまではなくなってしまったと思われたそうです。


そして、3か月が経過したころ、夜間の巡視で訪室した夜勤スタッフがベッドからでていた足をベッドに戻そうとしたときにお父さまがそのスタッフの腕をつかみ顔を平手打ちしたことが原因で、施設から退居して欲しい、との連絡をもらうことになってしまいました。



暴力・暴言がある男性利用者への施設提案


お父さまのこれまでについて長女さまから検討に必要であると思われる情報は確認できました。


今回のケースは決して珍しいケースではありません。 女性と比べて、男性の利用者さまは時間の経過に伴い、暴言や暴力が出始める場合が多いように感じます。


これまでにも、同じようなケースで転居せざるを得なかった事例は数多くありました。


ここで考えなければならないのは、事前に暴言・暴力がある情報を知った利用者をそのまま受け入れてくれるような施設はほとんどない、という事実です。


そこで、いったんご家族のご自宅に引き取り様子が落ち着くかどうかを確認するような時間が取れるかについてご家族さまにお伝えしました。


残念ながら長女、次女さまも今のお父さまの暴力におびえており自宅で一緒に生活することは避けたいという結論に至りました。


これも想定内ではありました。そこで第二プランを勧めることにします。


第二プランにつきましてはご家族さまから記事化について許可を得ることができませんでしたので紙面では伏せさせていただきます。



品川区内の介護付き有料老人ホームへの転居


先方の施設に連絡をして退居期間を少し憂慮していただくことが出来ました。

最終的にお父さまを受け入れていただける介護付き有料老人ホームを見つけることが出来ました。


今回のケースについては受入を胃していただける施設を探すことに重点を置いていましたので複数の施設を見つけると言うことよりも、受入までの時間が短い施設ということがご家族さまからのご要望でした。


相談員としてそれでも選択肢が作れないかと奔走はしましたが、品川区内に1つの施設を見つけるのがやっとでした。


それだけ、暴言暴力についてはどこの施設も神経をとがらせているということです。




失敗しない老人ホーム選び


ご家族さまからは他社とアイミツであることを伝えられていましたが焦ることなく、私たちがするべき仕事を粛々とこなすように心がけました。


結果としてご家族さまが、当社のご紹介施設を選択していただけたことはよかったと思います。


施設で生活をされているご家族さまが暴言や暴力で困っているなどの相談は以前と比べて格段に多くなってきております。


これは社会がカスタマーハラスメントに対して敏感になってきたことや、介護に関する企業倫理が変化してきていることが大きな要因であると言えますが、当社ではもう1つ大きな要因があると考えています。


それは、2025年問題のど真ん中に差し掛かり、施設がご利用者さまを選別できるような時代になってきた、ということです。


多くは語りませんが今後もこの流れが縮小することは無いと思います。


介護業界は日々、その形態を変化させているのです。

ご家族さまで施設を探そうと思われる場合は、まず介護業界が驚くほどの早さで業界常識が変化していることから知るべきではないかと考えます。


ご相談はいかなる場合においても費用が発生することはございません。

気になる方は以下よりご相談いただければ幸いです。



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