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【八雲】老人ホームにお願いして本当によかった、ご家族さまから相談事例へのご依頼

【八雲】老人ホームにお願いして本当によかった、ご家族さまから相談事例へのご依頼

※相談事例は全てご相談者さまの了承を得て記事化しております。


老人ホームにご入居後のはなし


以前、当社が老人ホームをご紹介したご家族さまから相談事例の記事にしてほしいとのご連絡を頂きました。



そのご家族さまは当社の記事を読まれていて、老人ホームに入居するだけではなく入居した後についての事例を書いたらどうか、というご連絡でした。



当社としてもご入居後の相談事例は必要であると判断し、ご依頼を承諾いたしました。



これから施設入居をご検討されているご家族さまだけではなく、施設利用されているご家族さまにも読んでいただければ幸いです。



呼び寄せにより八雲の老人ホームに入居


長崎に住まれていたお母さまを、長女さまが住んでいる目黒区の八雲に近い老人ホームに呼び寄せをされたケースでした。



お父さまが他界された後、1年ほど独居生活をされていたお母さまは日々の張り合いが無くなってしまいどんどんと暗くなってしまっていました。



長女さまはそのことを心配されていましたが東京から遠く離れた長崎県では頻繁にご様子伺いもできずジレンマを抱えていました。



お母さまは社交的な方で書道を教えていましたが、お父さまが亡くなられてからは書道教室も閉じてしまい一日何もしない生活になっていました。



長女さまはお母さまとの同居も検討されたのですが娘さまが同居に強い拒否をされたため同居をあきらめました。



しかしこのままではお母さまが認知症を発症してしまうのではないかと心配もしており、何か対策をしなければならないとも感じていました。



ご主人さまから「呼び寄せ」をしてみてはどうかと言われ、ご自宅のそばにある老人ホームにお母さまを呼び寄せることを検討しました。



お母さまにそのことを話すと、お母さまは少し考えた後、娘のそばで生活できるなら長崎を離れても良いと言われたそうです。



お母さまの同意を得た長女さまは当社の無料相談にご連絡をされました。

その際にヒアリングした内容が以下となります。

※今回のご依頼にあたり当時のヒアリング情報を掲載しても良いとのご承諾を得て開示しております。


 

【お母さま:81歳】

食事:普通食(通常食)

歩行:自立

排泄:自立

更衣:自立

義歯:ナシ

認知症:ナシ

介護度:要支援1



お母さまに認知症は無く、歩行も自立でしたが外出する際には転倒のリスクがあるため歩行器を使われていました。



食事や入浴、排泄には何ら問題はありませんでしたが掃除などに不自由を感じており、ご実家の階段で転倒した過去があるため2階のお部屋は使っていませんでした。



お父さまが他界され、身体よりも精神的に疲れてしまっておりフレイルの危険性がありました。



老人ホーム入居の条件は以下でした。



◆必須条件

・一時入居金:800万円

・月額利用料:35万円

・看取り対応

・八雲から車で1時間県内


◆充分条件

・自由外出

・元気なご入居者さまが多い施設


 

長崎のご実家は呼び寄せ後に売却されその売却益はお母さまの老人ホームの利用費に充てられました。



ご入居されている老人ホームは大手が経営する介護付き有料老人ホームでキャンペーン期間中であったことから、一時入居金は必須条件よりも抑えた金額で入居することが出来ました。



歩行器による自由外出が認められるかがポイントになりましたが、当時の施設長は覚書の取り交しにより自由外出の許可を出せるように計らいをしてくれました。



ご入居後しばらくしてお母さまは月に2回程いけばな教室に通われるようになり、週に数回ほど近くのコンビニに買い物に行くことを楽しみとされています。



現在はいけばな教室は月1回ほど、外出も週に1回程度になっていますが生活に大きな変化はありません。



老人ホームに入って母が元気になった


ご入居後、1か月ほどして帰宅願望を訴えることがありましたが長女さまが面会に行くと収まりました。



また、月に1回長女さまのご自宅で会食をしたり、一緒に横浜まで買い物に行かれたりすることで帰宅願望は収まりました。



お母さまに変化が現れたのはご入居後半年ほどしてからです。



施設内にお友達が出来て一緒にレクリエーションを楽しむようになったころからお母さまが元気になってきたそうです。



幸いにもその施設には自由外出が出来るご入居者さまが数人いらっしゃいました。

ご入居者さまと一緒に駅近くのスーパーに買い物にお出かけしたりすることで、施設内での生活リズムが確立されてきたことが大きな意味をもたらしたと考えられました。



最近では長女さまが面会に行かれると、好きな介護職員の話をされたり、施設で行ったレクリエーションについて楽しそうに話をされることが多いそうです。



長女さまはご入居当初、お母さまが老人ホームでの集団生活になじめるか心配でした。


お母さまは長崎から出たことが無く、言葉も違えば人も違う東京での生活になじめるか心配していました。



しかし施設には他にも呼び寄せによってご入居されている方が複数いることが分かり、お互いで仲良しになっていることが分かり安心されたそうです。



お母さまの楽しみはお気に入りの介護職員と一緒に行うレクリエーションでした。

また、夜勤時に誰が自分のフロアの担当になるかをご入居者さま同士で予想したりしていました。



施設にはたくさんの職員が働いています。

掃除担当のスタッフから介護士、ナース、厨房さんまで様々です。



掃除担当のスタッフは60代が多く、話も合うし楽しいと言われます。

ナースも優しくて楽しい話題をしながら検温するなど気を配ってくれることをとても喜んでいました。



入浴は自立していますが見守りが必要となります。

ご入居当初お母さまは男性に裸を見られてしまうことに不快感を持っていました。



長女さまはそのことを施設長に伝えるとすぐに男子禁制枠という同性介助枠にお母さまの入浴スケジュールを変更してくれました。



現在、入浴時の見守りは女性の介護士が行っているためお母さまも安心してお風呂を楽しまれていました。



老人ホームにおいて食事の時間はとても大事です。

施設ではお母さまと仲の良いご入居者さまと一緒の席を作ってくれました。



それにより食事の時間がとても楽しいものになったとお母さまは喜んでいました。

また、食事内容について質問をするとすぐに回答してもらえることも喜んでいました。



体調不良によりご飯からお粥などに変更したいとお願いするとすぐに対応してくれることも喜んでいます。



特に不自由なく暮らせるのは介護士が日々、ケアをしてくれるからだ、と施設に満足しています。



お気に入りの介護士が転勤になってしまうと知らされた時はとても悲しそうに話されていたそうです。



その介護士が施設での最終日にお母さまにハンカチをプレゼントしてくれました。

お母さまはそのハンカチを持って食堂に行かれているそうです。



長女さまはお母さまが施設で満喫した生活を送られていることが実感できたそうです。



老人ホームをイメージだけで見てほしくない


長女さまはお父さまが他界された後に落ち込んでしまったことを心配されていましたが、施設入居により元気になったお母さまを見て施設に感謝していました。



施設ではちょっとしたことでも事故として家族、保証人さま連絡を行います。

お母さまが居室内のトイレで転倒してしまった時、ナースからすぐに長女さまに経過報告の連絡が入りました。



本当にちょっとしたことでも居室担当者から連絡が入ることに感謝していました。



今ではナースや居室担当者と仲良く話すまでの関係値が出来上がっています。

面会が終わった後もナースや居室担当者と近況報告をすることが楽しみになっていると仰っていました。



長女さまから記事にしていただく時に書いてほしい自分の気持ちがあると仰られましたので以下、文字起こしをしました。



長女さま「娘の件もあって私は自宅で母の面倒を看ることが出来ませんでした。老人ホームに預けるというのは介護放棄になるのではないかと自責の念もありました。」



長女さま「でも、今は違います。施設の職員さんがみなさん優しくしていただけていることは本当にありがたいと思っています。施設の皆さんには感謝しかありません。」



長女さま「老人ホームは老人を一か所に集めて集団生活させるようなイメージがあると思います。私も正直そう思ってました。でも、この目で母が元気になる様子を見て老人ホームのイメージが一変しましました。」



長女さま「介護関係者が暴力をふるったりお金を盗んだりという事件を見るたびに施設への印象が悪くなってしまうことに胸を痛めています。そういう人は本当に一握りだと思います。そんなことばかりではないということを知ってほしくて御社に電話しました。」



老人ホーム紹介業として


お電話で相談事例の記事にしてほしいとご依頼された時は驚きました。

これまでそのようなご依頼を頂いたことはありませんでした。



長女さまになぜ当社の相談事例での記事化を希望されたのかお伺いしました。すると、



長女さま「母が入居している老人ホームを紹介してくれたのは御社ですし、母に合っている施設を紹介していただけたことは御社がちゃんと母のことを見てくれていたからだと思っています。」



長女さま「母が最近言うんです。私はあとどれくらい生きられるか分からないけどこの施設で最期を迎えるならなんの後悔もありません、ありがとうね、と。それは御社がちゃんとした仕事をしたということだと思っています。」



長女さま「老人ホームを紹介するのが御社の仕事だと思いますが、利用するほうは入った後も大事なんです。そういう記事は、これから施設利用を考えてる人にとっても知りたいことだと思うんです。」



ちなみに今回の記事が公開された後、長女さまは当記事をお母さまに紹介すると仰られました。



これまで数多くのご入居相談、ご入居のサポートをしてまいりました。

入居相談員としての当社の役割は最適なご入居先をご提案することです。



そのために必要な情報やサポートを行うことが当社の役割だと認識しています。

今回、長女さまからご連絡を頂き、入居相談員の責任の重さを実感しております。



私たちがサポートしているのは「生活」なのだという意識を常に持ちながら今後も皆さまにご満足いただけるサポートが出来るように邁進してまいりたいと思います。



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