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【溝の口】軽度認知症の母が電話魔となり知人からクレーム、独居の限界からご入居相談

【溝の口】軽度認知症の母が電話魔となり知人からクレーム、独居の限界からご入居相談

※相談事例は全てご相談者さまの了承を得て記事化しております。


独居不安から電話魔になったお母さま


当社のフリーダイヤルに一本の相談が入りました。

溝の口にお住いのご相談者さまは独居のお母さまについて悩んでおられました。



お母さまは89歳で軽度認知症(MCI)を発症しており短期記憶を維持することが難しくなっていました。



最近では独居不安から携帯電話に登録されている知人、友人に対して頻繁に電話をかけていました。



最初のうちは何かあったのかと友人も電話に出ていたのですが、お母さまが深夜にも関わらずたわいもない話題を延々と話したり、何年も前のことを今起こっている出来事のように話すことから電話にも出なくなっていました。



多い時には1日に30件以上電話をしてくるため娘さまに何とかしてほしいとクレームが入るようになっていました。



娘さまは宮前平にお住いのお母さまのもとを何度も訪れ電話をかけないようにお願いしに行きますが、お母さまは電話をかけたことを忘れてしまっています。



通信履歴を見せるとその場では納得するのですが、すぐに忘れてしまい寂しくなると電話をかけてしまいます。



娘さまにも訪問介護士が財布を盗んだと1日に10回以上電話をかけてきていました。

最初は信じていた娘さまですが、それがお母さまの物盗られ妄想とわかると話だけ聞いて電話を切っています。



しかし、電話を切って10分もするとお母さまから再度電話がかかり、財布を盗まれた、と同じ話をされるため疲れてしまっています。



電話を解約しようと検討もされたのですが、徘徊が始まったり、友人宅に出向いたり、警察に駆け込んでしまう可能性を考え解約に踏み切れませんでした。



そのような状態が半年ほど続いていましたが訪問介護士からの報告で独居が限界に来ていると感じました。



訪問介護士からの報告


ある日、訪問介護士から娘さまあてに電話がかかりました。



お母さまが警察に何度も電話をかけて訪問介護士が財布からお金を抜き取っているので逮捕してください、と言われ困っている、ということでした。



何度も警察に電話するため、警察からも何とかしてほしいと言われるし、このまま続くようであればケアを辞退したい、と言われてしまいました。



2年以上も担当してくれてお母さまの事を熟知している介護士が担当を辞めたいと言われて驚いた娘さまは、すぐにお母さまのご実家に向かいました。



訪問介護士とお母さまを交えて話を聞かれました。

お母さまは財布からお金が抜き取られたと警察に電話したことを覚えておらず、担当介護士に対してにこやかに接していました。



訪問介護士は、こういう時は良いのですが突然態度が急変するので気が気ではないし、昨今のテレビニュースなどの影響もあり、自分が疑われるのは困るので担当を辞めさせてほしいと改めて直訴されてしまいました。



代わりの担当を付けてほしいとお願いするも、今の状況では次の訪問介護士の手続きをすることは難しい、と言われてしまい困ってしまいました。

会社からもそのように説明して構わない、と言われていました。



訪問介護士と今後の相談をしている時にお母さまが突然、携帯電話で友人に電話をかけ始めました。



お母さまは亡くなられたご主人さまと電話先の友人夫妻で10年以上前に行った旅行の話をされていました。



お母さまは旅行の計画について電話先の方に色々と相談を始めたのです。

驚いた娘さまはお母さまの電話をとり電話先の方に謝罪をしました。



すると電話先の方は、これまでに少なくとも10回以上同じ話をされていて困っていたとお話されたそうです。



認知症だということは理解できるが、こちらにも生活があるし家族で何とかしてもらえませんか、と苦言を言われてしまいました。



訪問介護士から担当を辞めたいと言われ、お母さまの友人からも苦言を呈されてしまった娘さまは、お母さまの独居が限界に来ていると確信されました。



老人ホームの入居とやるべきこと


娘さまはお母さまの老人ホーム入居についても検討されていました。

認知症が進行することを懸念しており同居については否定的でした。



インターネットで在宅介護について色々な相談事例を読み、ご自身でケアをする自信が無いことが同居できない理由となっていました。



娘さまからご相談を頂き、老人ホーム入居を前提としてアドバイスを進めて良いのか再確認しました。



娘さまはご主人さまにもお話をされており、老人ホーム入居を前向きに検討しているが入居タイミングや残った実家をどうするかなどについては全く決まっていないため、専門家によるアドバイスを期待されていました。



入居相談員として今後の流れについてご説明をいたしました。

以下のような流れとなりました。



【1】お母さまに老人ホームに入ることをお伝えする


【2】お母さまのADLと要介護認定


【3】入居先の施設を探す


【4】施設が決まったら、体験入居を使いお母さまに施設に慣れていただく


【5】宮前平のご実家を賃貸向けにするか売却するかを決めていただく



娘さまは上記の流れで問題ないので進めてください、と仰りました。



【1】お母さまに老人ホームに入ることをお伝えする

>娘さまからお母さまに老人ホームで生活することをご説明していただきました。

お母さまは施設入居について強い拒否はありませんでしたがすぐに忘れてしまうため、どこまで理解しているか分からないということでした。



【2】お母さまのADLと要介護認定

>施設入居前に改めて要介護認定を受けていただきました。

お母さまのADLと併せて以下となります。



【お母さま:89歳】

食事:普通食(通常食)

歩行:自立

排泄:自立

更衣:自立

義歯:ナシ

認知症:アリ

介護度:要支援2



要介護認定では要支援2となりました。

歩行や排泄、更衣については全く問題がありませんが認知症は進行しています。



意思疎通は問題ないのですが短期記憶が低下しているため同じことを繰り返したり、約束などは忘れてしまうことが頻回していました。



【3】入居先の施設を探す

>娘さまに老人ホームの必須、充分条件についてお伺いしました。



◆必須条件

・一時入居金:400万円

・月額利用料:20万円

・看取り対応

・溝の口近辺


◆充分条件

・散歩など定期的に外出させてほしい

・ADL低下による転居などはしないでほしい



溝の口は田園都市線と南武線が交差する駅で乗降数が多い町です。

近郊には高齢者施設がたくさんあり、選択肢に困ることはありませんでした。



お母さまの現状を考慮すると住宅型有料老人ホームかサ高住が好ましいと思いましたが、できれば一つの施設で最期までお願いしたいという娘さまの希望がありました。



住宅型有料老人ホームやサ高住でも看取りまで依頼できる施設はありますが、今回は介護付き有料老人ホームで検討することにいたしました。



できれば自立しているご入居者さまが多く、介護度が低いご入居者さまが多い施設が対象となります。



娘さまもその方向で問題ないということでしたので施設検討に取り掛かりました。



見学から体験入居そして本入居


施設のピックアップが完了し娘さまとご主人さまを前に詳細説明をしたところ、その場で2つの施設について見学依頼を頂くことが出来ました。



どちらの施設も要介護度が低いご入居者さまが多いことが共通点でした。



見学依頼書にて見学日程を確定し当日はお母さまもいらっしゃいました。


お母さまは老人ホームについて否定的な感情を持たれていました。



お母さま「なんか息が詰まる。この人たちはどうしてここに居られたの?私は無理」



見学中もお母さまは携帯電話で誰かに電話をする仕草が確認できましたので娘さまが電話を止めていました。



見学が終わり、お母さまをご実家に送り届けた後、娘さまと見学後の感想についてお話する時間を頂きました。



娘さまはお母さまが無事に老人ホームに入らないのではないかと心配されていました。



入居相談員として過去に同様のケースをいくつも手がけてきた経験から娘さまにご説明をしました。


 

【入居後のお母さまの行動予想】


・帰宅願望が出始める


・帰宅願望に併せて電話を頻繁にかけるようになる


・自由外出をしようとする


・物盗られ妄想がでる


・夕暮れ症候群が出る

※夕暮れ症候群とは夕方になると不穏や混乱を示すことで認知症の症状の一つです。

主に帰宅願望が挙げられます。


 

この中で一番問題になるのは頻繁に携帯電話で他人に電話をかけてしまうことです。

事前に施設にその点を伝えます。



施設側としてはアセスメントが完了するまで携帯電話の持ち込みについてNGを出すことはありませんが、電話を頻繁にかけるようになってしまうと電話を施設預かりにさせてほしいと言われることもあることはご説明しました。



娘さまはお母さまが施設に入ったら携帯電話を解約しようと考えていました。

しかし、携帯電話に入っている登録はお母さまの人生でもあります。



そこで解約ではなく飛行機モードなどにして外線発信ができない状態にしてお母さまにお渡しすることが良いのではとアドバイスいたしました。



【4】施設が決まったら、体験入居を使いお母さまに施設に慣れていただく


見学に行った施設からご入居希望の施設を頂けましたので入居契約の段取りを取りました。



契約に必要な書類や老人ホームに持っていくもの等を書き出したリストをお渡しいたしました。



事前にお話しした通り、体験入居にて施設に入っていただき問題が無ければそのまま本入居に移行する流れとしています。



体験入居で大きな問題はなくお母さまは施設を楽しまれていました。

施設側からも受け入れ可能との判断を頂けましたので本入居に移行しました。



帰宅願望が強くでる


娘さまには事前に、入居後におこると予想されるお母さまの行動についてご説明をしていました。



本入居後1週間ほどして娘さまからお電話を頂きました。



当社が入居後のお母さまの行動予想としてご説明した通りの行動をとられているが何かできることが無いか、ということでした。



帰宅願望については施設と連動することが大切であることをお伝えしました。

よくある方法として施設側から、お母さまが施設慣れするまでは面会を控えるなどが対策になります。



電話については体験入居時に飛行機モードにしてお渡ししてありました。

お母さまは電話が使えないため介護職員に使えるようにしてほしい、と聞いて回る行動がありました。



施設には電話を頻繁にかけてしまうことを伝え、飛行機モードにしていることはお伝えしました。

施設側もこの対策を尊重してくれていることが報告されました。



自由外出については入居時の説明でNGであることが説明されています。

認知症を発症しているご入居者さまがお独りで自由外出することを認める老人ホームはほとんどありません。


お預かりしているご入居者様の安全を担保できないからです。



お母さまはちょっとした買い物に行けないことについてかなり不満を言われていることが報告されました。



これについて娘さんになんとか良いアイデアがないかと問われましたので、施設側がOKを出してくれるならば、として以下をご提案いたしました。



・お買い物や食事などの予定を定期的に作りご家族さまや知人と一緒に外出する。



知人との外出は施設によってはNGになることがありますので事前に施設確認が必要です。

幸いにもご入居した施設はあらかじめ保証人さまから伝えられた知人であれば外出について許可を出してくれるところでした。



帰宅願望が強く出ている間は施設慣れしていただくためご家族さまの面会などを控える方法もありますが逆に、定期的に外出することでガス抜きをする方法もあります。



今回は週に1回程度、お買い物やカラオケ、ご家族さまとの食事などで外出することで帰宅願望を薄める手法をご提案しました。



施設側もお母さまが認知症を発症しているとはいえ意思疎通は問題ないので許可を出してくれました。



1か月ほどして娘さまにご様子伺いをしました。


当初は外出をするとそのまま、宮前平の自宅に帰りたいと言われていたお母さまですが、最近は不満を言いつつも施設に戻ることに大きな拒否が無くなってきたことが報告されました。



娘さまより、このまま何とかなりそうです、との回答を頂きましたので何かあったらすぐにご連絡ください、とお伝えしました。



ご実家の売却手続き


1か月経過してお母さまが施設に少しづつ慣れてきたことを受けて、ご主人さまより宮前平のご実家を売却する件についてご連絡を頂きました。



【5】宮前平のご実家を賃貸向けにするか売却するかを決めていただく


賃貸とする案もあったようですが売却し、まとまった現金をお母さまの老人ホーム用の引き落とし口座に入金し利用料金の足しにすることを選択されました。



当社が提携している不動産会社に連絡をいたしました。

今後は不動産会社とご家族さまにて売却手続きを進めます。



溝の口の老人ホーム探し


今回は川崎市の溝の口の相談事例となりました。

溝の口は高齢者比率が高い町であるため神奈川県でもご入居相談が多い町です。



となりの世田谷区なども考慮するとかなりの数の老人ホームがあるため施設選びには困りません。



しかしたくさんある施設の中からご入居希望者さまにとって最適な施設を選ぶことは介護業界に精通していないと難しいと言えます。



当社はご入居希望者さまのADLを伺い、ひとつひとつ丁寧に対応を行っております。

入居相談員は元介護士として現場で働いてきた介護現場のリアルを熟知しているプロフェッショナルです。



老人ホーム選びや入居タイミング、在宅介護の限界を感じつつもどうすればよいか分からないご家族さまから日々、ご相談を頂いております。



ご相談は以下又はフリーダイヤルにより受付けております。

費用が発生することはございませんのでお気軽にご連絡いただければ幸いです。



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